映画: Lembit Ulfsak

ペレストロイカの時代、ソビエト連邦から独立しようとするジョージアとアブハジアの間で領土をめぐる紛争が起こった。殆どの村人が逃げ去った後、最後の収穫のために残ったイヴォの農園でゲリラ同士の戦闘が始まり、多くの死傷者が出た。イヴォは瀕死の二人を助けて自宅で介抱しようとするが、その二人は敵同士だった。エストニア人で中立の立場にあるイヴォは「俺の家で殺しは許さない」と宣言し、憎み合う二人に手料理を振る舞う。食事を共にし少しずつお互いの事情を理解し始めた二人は、傷が癒えていくとともに和解へ向かうのだが・・...

小さな駅のホームに降り立つエストニアの青年。彼は将来を嘱望されたフェンシング選手だったが、あることからロシアの秘密警察に追われる身となり、故国の田舎町へ逃れて小学校の体育教師となったのだった。生徒たちとの交流を通じて情熱を取り戻していく青年の物語が美しい映像とともに綴られるが、やがて隠していた過去との対峙を迫られる時が来る・・・。...

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